息もできない夏
「一編の記事が全てを壊す…今はただ抱きしめて」
(あらすじ)
谷崎玲(武井咲)は、本当の父親が誰なのかはっきりさせるために、DNA鑑定をしてもらおうと決意する。入院中の祖父・夏目周作(北大路欣也)から鮎川宏基(要潤)の連絡先を教えてもらった玲は、彼の携帯電話に連絡した。しかし、鮎川は電話に出なかった。
谷崎玲(武井咲)
母・葉子(木村佳乃)が周作を刺してしまった事件以来、心ないウワサが広がったため、『パティスリー・シャルロット』を休むことになった玲は、不安に押しつぶされそうになっていた。
玲に会いに行った樹山龍一郎(江口洋介)は、そんな玲の心情を察し、彼女を励ます。
しばらくして玲は仕事に復帰する。が、事件の影響は、玲だけではなく家族にも及んでいた。妹の麻央(小芝風花)は部活で使用しているテニスラケットのカバーに「殺人鬼の娘」といたずら書きをされる。葉子も仕事をクビになっていた。それでも葉子たちは、玲に心配をかけまいと明るく振る舞っていた。
一方、草野広太(中村蒼)から玲の話を聞いた中津大輔(RIKIYA)は、週刊誌に玲を題材にした『無戸籍児の現実』というルポを書いた。
記事は大きな反響を呼び、すぐにネット上に飛び火すると、またたく間に玲の個人情報が晒された。
ほどなく、『シャルロット』の店長・安倍川衣里(橋本麗香)の元に、本社から事情を聞きたいとの連絡が入る。
無戸籍児ゆえに社員に採用されずフランス留学の夢も諦めざるを得なかった、という記事のせいで、『シャル ロット』を非難するメールが殺到していたからだった。
記事を見た樹山は、中津に会いに行き、無責任な善意は人を傷つける、と責めるが…。
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