夜行観覧車
第4話
「夫の秘密と嘘…兄妹たちの残酷な現実」
2013年事件翌日。
捜査をしている結城(高橋克典)ら坂留警察署の刑事たち。
殺害された高橋弘幸(田中哲司)の妻・淳子(石田ゆり子)が、搬送された病院から行方をくらまし消息不明になり、事件直後に姿を消した次男・慎司(中川大志)の足取りも、依然つかめていない。
京都在住の長男・良幸(安田章大)ともまだ連絡が取れていない。
事件当夜、友人の家に泊まりにいっていた長女・比奈子(宮﨑香蓮)は、かなり混乱した状態が続いていたが、刑事たちは消えた慎司、淳子の身柄が確保されれば、この事件の解決は長引かないと考えていた。
しかし、高橋家の向かいの遠藤啓介(宮迫博之)が、
殺害された弘幸から借金をしていたことが記された借用書が出てくるのだった。
啓介の勤める工務店に訪れた結城は、啓介に事件当時のアリバイと借金のことを
確認すると、動揺しながらも否定する。
啓介の動揺を怪しむ結城は、淳子が行方不明になったことを啓介に告げその場を去る。
その頃、真弓(鈴木京香)は、さと子(夏木マリ)から、事件当時、啓介が高橋家から出てくるところを目撃したと言われたことを思い出し、もやもやした気持ちを抱えながらパートに向かった。
働いていると、シフトで休みだったパート仲間の晶子(堀内敬子)が車で現れる。
その助手席に比奈子が乗っていることに気がつき真弓は驚く。
比奈子が晶子の姪っ子だったことを知り、真弓は力づけようと声をかけるのだが…。